先日、阪神百貨店梅田本店のデパ地下で、久しぶりに試飲してきました。
こちらのワイン売場には、本当によく顔を出すのですが、ほぼ試飲はしません。試飲してもいいんですが、買わないのが申し訳ないから。梅田に出る時は、いろんな場所(ほぼショッピングエリアですが)をぐるぐるするので、ワインを買うとかなり荷物になるからです。お手頃なワインも多いので、何度か誘惑に負けそうになりますが。
では、なぜ今回試飲をしたのかと言いますと、嵐の日というのもあり、お客さんがかなり少なく、店員さんが暇そうにしていたからです。これなら、(たとえ)買わなくとも、悪い気はしないだろうと。お客さんがゼロよりは、一人でも試飲していた方が、他のお客さんが試飲しやすくなるだろうと。そういう言い訳混じりで、試飲しました。
さらに、今回目にした試飲ブースは、期間限定の試飲で、ワイナリーから直々に来られていたので、なおさら。せっかく来たのに、試飲さえしてもらえなくては、社長に怒られますからね。そのワイナリーは、広島三次ワイナリー。
そして、試飲したのは、TOMOEメルロー樽熟成という銘柄。詳しい感想(試飲なのでそれほど長くはないですが)はワインカルテに書くとして、この銘柄、全く知りませんでした。広島にワイナリーがあることさえも知らなかったほどですから。だから、あまり期待値も高くないのですが、これがかなりイケる。メルロー100%でありながら、かなり重いワインなのです。カベルネの重い赤ワインが好きな人には、間違いなく喜ばれるかと思います。
こういう体験をすると、試飲の重要性がまざまざと感じますね。試飲がなかったら、三次ワイナリーさえも記憶に残らなかったわけですから。ちなみに、「三次ワイナリー」でブログ検索をしても、ワインに関する評価や口コミは、ほとんどありません。ということは、試飲がなければ、やはりスルーする確率が高かったということになります。ワインとの出会いを楽しむなら、試飲はできるだけする方がいい。実感しましたね。