あなたはどっち、ワイン選びが苦痛は人?それとも楽しい人?

ワイン選びは苦行なのか?(from flickr)

 

英テレグラフ電子版に、消費者のワイン選びに関する興味深い記事がありました。そのタイトルは、

How shops help you to choose wine

イギリスのスーパーは、消費者のワイン選びをより簡単に、より楽しくさせるために、いろいろ工夫しているようです。それは、スーパーでのワイン売上金額が微減しているから。昨年はその前年比で2%減少したようです。

 

記事によると、

75%の消費者は、ワイン選びを苦痛なことと思っている

とのこと。こういう私も、ワインショップの多種多様に並べられた商品から選ぶのが、それほど得意ではありません。買おうと思って行く時は、事前に国とぶどう品種を考えて行くようにしています。いろいろ探すのも一つの楽しみですが、時間を食うのも事実ですから。消費者の大半は、何を探せばいいのか、どこから探し始めたらいいのか、わからないようです。そのため、ワインを飲みたいと思ったものの、選ぶ苦痛に耐えられず結局ビールを買っちゃった、という人もきっと多いことでしょう。

 

この消費者の悩みを解決しようと、スーパーのテスコは立ち上がりました。テスコは消費者調査を行い、ワインを買いに来た顧客を2つのタイプに分類しました。それは、

  1. 助けがほしい顧客=ワイン売場を恐れている。選択肢を狭めてから選びたい。
  2. 自分で探したい顧客=いろいろ探すことに興味があり、ワインの色やぶどう品種、国をもとに探す。これまで飲んだことのないワインや興味をそそるワインとの出会いを求めている。

の2タイプ。これらの顧客に対応しようと、870店のワイン売場を改装しているようです。その改装ポイントは、

  1. 助けが欲しい顧客には、自社ブランドワインへ誘導し、選択肢を狭めている。また、3本セットや「◯◯料理におすすめ」というPOPを設置している。
  2. 自分で探したい顧客には、国別レイアウトでワインを分類。新入荷ワイン・受賞ワイン・マスコミ紹介ワインなどの特別なPOPを付けている

で、2つの顧客タイプがワイン選びが楽しくなるように、工夫しています。ちなみに、以前「◯◯料理におすすめ」POPを自分で探したい顧客に対して利用していたのですが、効果が表れなかったようです。自分で探したい顧客は、ある程度ワインの知識がある消費者だから、料理との相性はある程度自分で判断できるのでしょう。

 

英スーパーのウェイトローズは、自分に合うワインを顧客に知ってもらうために、質問を用意しています。その質問とは、

  1. あなたは、人工甘味料をどの程度好きですか?
  2. あなたは、塩をどの程度好きですか?
  3. あなたは、コーヒーをどのように飲むのが好きですか?

という3問。各問は5択であり、選んだ回答の点数を足した結果から、好きであろうワインを提案しています。ちなみに、

3~4点→甘いワイン(熟してフルーティーなワイン)

5~7点→キリッとしたワイン(軽くてさわやか、アルコール度数があまり高くないワイン)

8~11点→まろやかなワイン(角が取れて風味豊かでフルーティーなワイン、大部分のワインに相当)

12~15点→力強いワイン(色が濃く味わいがはっきりとしたワイン)

が、足し算した点数に対する提案です。

ウェイトローズのワイン選びサイト(英語)はこちら

 

日本のワインショップ・通販サイトを見ると、ほとんどの売場が、

  1. 国別に陳列(リアル店舗)
  2. 国別で選べる(ネット)
  3. ぶどう品種で選べる(ネット)
  4. 予算別で選べる(ネット)
  5. セール品を選べる(ネット)
  6. 格安品を選べる(ネット)

というスタイルを取っています。ワインを選ぶ消費者心理から、この売り場がどのように変わるのか、とても興味深いです。私としては、

  1. 感情による提案(「暑いなぁ」と感じた日の夜に飲むワインなど)
  2. 利用シーンによる提案(ワインを余り飲んだことのない人と飲むワインなど)

があってもいいかなぁ、なんて思いますが。

※楽天市場で「暑い ワイン」で検索するとこんなのが出てきました。

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