アメリカの記録的干ばつが与えるワインへの影響とは?

「干ばつ」は英語で"drought"と言います。By Mundoo

 

CNN日本版サイトに、ワインに関する記事がありました。その記事によると、穀物価格の高騰を招いているアメリカの記録的な干ばつは、ワインにとっては朗報のようです。

 

米全土を覆う干ばつはトウモロコシなどの収穫に打撃を与える一方で、乾燥を好むブドウには恩恵をもたらしている。今年のブドウからできるワインは高い品質が期待できそうだという。(CNN日本版サイトより

 

というのも、もともとワイン用のぶどうは、乾燥を好むから。「田辺由美のワインブック2010」によると、ぶどうの基本的な栽培条件は、以下の通りとされています。

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  • 栽培地域・・・ワインベルト(北緯30度~50度、難易20度~40度)
  • 温度・・・平均気温10℃~16℃
  • 日照時間・・・育成期間1300時間~1500時間(育成期間は4月1日から10月31日)
  • 降雨量・・・年間500㎜~900㎜(冬季から春に雨が振り、育成期間は日射が多い地帯)
  • 地勢・・・南東向きの斜面
  • 土壌・・・水はけの良い土地

ちなみに、年間降水量(降雨量ではありません)を見ると、日本のほとんどの県はぶどう栽培に適していないことになります。(2010年統計で年間降水量の最低県は長野県の932.7㎜)

 

面白いことに、アメリカの記録的干ばつで恩恵を受けるのは、先日記事で取り上げたヴァージニア州のぶどう園のようです。

 

ただし、ぶどうの品質は向上するようですが、マイナス面もあるようです。

「このままいけば、素晴らしい収穫が期待できそうだ。果実に含まれる水分が減るので、ワインの生産量は減り、品質が高まるだろう」

ただし業界団体は、極端な干ばつが続けば収穫量が減り、栽培を始めたばかりのブドウの木に被害が出る恐れもあると指摘する。(CNN日本版サイト

収穫量が減るということは、単純に考えてワインの価格は上がるということになります。(もちろん、売行きにより、価格は変動しますが。)価格が高くなるのはしんどいですが、記録的干ばつ=記録的品質を考えると、飲む価値はありそうです。

 

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