オーストラリアの大雨被害、ワインに与える影響はどれほどに?

オーストラリアのぶどう園

 By John_Brennan

オーストラリアの新聞・ブリスベンタイムズ電子版に、ワイン用ぶどうの2012年収穫に関する記事がありました。

 

この記事を読んで初めて知ったのですが、オーストラリアは今年2月・3月、大雨被害にあったようです。floodingとあるので、洪水も起こったようです。(サイトには、大雨の様子を伝える画像があります。)ぶどう栽培には、冬季から春にかけて雨が降り、生育期間は日射が多い地域が適しているとされているので、この大雨はぶどうに悪い影響を与えます。(オーストラリアの2月・3月は夏~秋に当たります。)

 

しかし、記事によると、75%の収穫はすでに終わっていたので、それほど大きな悪影響はないとのこと。ちなみに、

  • 西オーストラリア州→乾燥、病害なし
  • 南オーストラリア州→直近4年間で一番の収穫量・一番の品質
  • ニューサウスウェールズ州とビクトリア州→大雨の被害

オーストラリアの地図By color line

 

だったようです。特に被害が多かったのは、ニューサウスウェールズ州のリヴァリーナ、ハンター・ヴァレー、中央部(マジー・オレンジ・コウラ)。ニューサウスウェールズ州は、全豪ワイン生産量の27%しか生産していないのですが、リヴァリーナは全国15%の産地(ほとんどはバルクワインに使用)だけに、収穫が終わっていて本当に良かったと思います。

 

実は、オーストラリアワインで一番有名なブランドイエローテイルは、ニューサウスウェールズ州を本拠地にするカセラワインズが生産しています。となると、この水害の影響を被ることになるのですが、80%のぶどうはすでに収穫済で、また他州のぶどうも多く利用するので、特に大きな影響はないようです。

 

この水害、オーストラリアのワイン業界にはプラスの要因もあるそうです。それは、ぶどうの供給過剰が緩和されるということ。ワイン用ぶどう生産者協会の予測によると、今年の収穫は約140万トンで、昨年の156万トンよりも大きく減るそうです。これにより、ぶどう価格の上昇が見込まれ、これまで低価格に悩まされていたぶどう生産者にとっては、不幸中の幸いです。ただし、オーストラリアでのぶどうの供給過剰問題は、季節的な要因だけでは解決できないそうです。

 

そして、ワイン好きが気になるのは、2012年のぶどうの出来。水害の影響もあって収穫量は少ないですが、品質は高いとのこと。特に、白ワイン用ぶどうの出来がいいみたいです。先ほどの州別のぶどう収穫から考えると、2012年ヴィンテージでは南オーストラリア州の白ワインがいいかもしれません。オーストラリアワインはあまり長期熟成せずに、フレッシュな状態で飲むことが多いので、5月頃から手に入るかもしれないですね。

※参考にしたサイト オーストラリア・検索エンジンリンク集のオーストラリアワイン

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