アメリカのサンノゼマーキュリーニュース(San Jose Mercury News)電子版より。
アメリカでも、チリワインは安いワインというイメージがあるようです。
そのほとんどが、セントラルバレーの赤ワイン。
セントラルバレーでは、肥沃な土地でぶどうを十分熟成させてワインを作るため、濃いワインが主流です。
一方で、チリでは涼しい地方でのワイン造りも増えてきました。ぶどうの収穫量は少ないものの、品質はセントラルバレーの赤ワインよりもずっと上らしい。
記事で紹介されていた冷涼地区は、カサブランカバレー(Casablanca Valley、サンチアゴの西)とレイダ(Leyda、サンアントニオバレーに海側)地方。
どちらも、1980年代から1990年代にぶどう栽培が始まったというから、つい最近ワイン造りが始まったことになります。
これらの地方で造られるワインのぶどう品種は、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール、シラー。
チリワインというと、「安旨」の赤というイメージが強いですが、カサブランカバレーやレイダ地方という地域を絞って、選ぶのも面白いものです。
ちなみに、記事で紹介されていたワインは、
- ヴァラモンテ ソーヴィニヨン・ブラン2010 (2010 Veramonte Sauvignon Blanc): カサブランカバレー。ピンクグレープフルーツやメロン・パッションフルーツの風味がありフルーティーであるが、それほど酸っぱくはない。記事では$12と表示。
- ヴァルディビエソ ソーヴィニヨンレセルバ2010 (2010 Valdivieso Sauvignon Blanc Reserva :レイダ地方。ピンクグレープフルーツとハーブの香りが特徴的。$20。
- キングストンファミリー トビアーノ ピノ・ノワール2008 (2008 Kingston Family “Tobiano” Pinot Noir ):カサブランカバレー。$20。
- アラザン ピノ・ノワール2007 (2007 “Alazan” Pinot Noir): カサブランカバレー。$30。
- キングストンファミリー ルチェロ シラー2008 (2008 Kingston Family “Lucero” Syrah): カサブランカバレー。燻製と香辛料の風味が特徴。$18。
- マテティック イーキュー シラー2008 (2008 Matetic “EQ” Syrah):レイダ地方。 燻製と焼いた肉に似た感じがする。$43。
ヴィンテージまで同じものはなかなか見つけられませんが、楽天市場では唯一こちらがありました。
ヴェラモンテ レゼルヴァソーヴィニヨン・ブラン |
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